現在、化石燃料の大量消費によるエネルギーの枯渇や、温暖化、酸性雨など環境汚染の問題が深刻さを増しています。このため、次世代エネルギーに求められる条件として、以下の二つが挙げられます。


 @環境に対して無害である
 A半永久的にエネルギーを確保できる


 この条件を満たす次世代のクリーンエネルギーとして水素が注目されています。水素はガソリンに変わる自動車の動力源として期待されている燃料電池などに用いられます。水素を製造する方法としては水の分解が挙げられますが、水を分解するには、中学校の理科で行う電気分解や、植物の光合成のような方法があります。特に光合成のように、太陽光で水を分解し、水素を取り出すことができれば、有害物質が発生せず、資源の量がほぼ無限なエネルギー源となるため、大変魅力的と言えます。
 これを実現するために様々な方法で光触媒が開発されています。光触媒は光エネルギーを用いて化学反応を進行させることのできる触媒で、環境汚濁物質の分解除去、坑菌・除菌作用、超親水性による汚れの除去といった分野ではすでに実用化されています。当研究室では、水分解光触媒として実用可能な可視光応答性光触媒の研究を行っています。

   
       
                   
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