IRとはInfraRed spectroscopy(赤外分光法)の略で分子間、原子間の結合状態を推定することのできる装置です。本研究室では触媒上で反応物質がどのような結合状態をとるのかをIRの中でも特にFTIRを使って解明することを目的として研究を進めています。

通常物質に赤外光(InfraRed spectroscopy)を当てると、光エネルギーを振動エネルギーに変換し分子間の結合が励起し、光は吸収されます。吸収される光の波長は物質や結合・振動状態によって異なります。つまり、どの波長の光がどのくらい吸収されているかを調べられれば、物質がどのような結合状態にあるのかが分かるのです。FTIRは赤外線を物質に照射し、フーリエ変換を利用して吸収の度合い(吸光度といいます)を縦軸に、波数(波長の逆数です)を横軸にとりスペクトルに変換する装置です。本研究室では不均一触媒にガスを吸着させ、吸着前と吸着後の触媒のスペクトルの差を取ることで、吸着分子の結合状態のみのIR結果を観測しています。具体的には、Pt/Ox触媒上にプローブ分子であるCOを吸着させ、その吸着CO間の結合状態を観測することによって触媒表面上の吸着サイトの種類や、数を解析しています。

 
     
               
 

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素吸蔵材料