現在、軽量で高容量な水素貯蔵材料の開発を目指し、金属系、ケミカルハイドライド系、炭素系について研究を行っています。

・ マグネシウム系水素吸蔵材料の高機能化、高容量化を目指し、これまでボールミリングによるナノ構造化やナノ複合化による吸蔵特性について検討してきた。ここではMg、MgH2について、有機金属(Al, Ti, Ni, Fe)や金属粉末(Ni, Fe)を様々な条件で加えてボールミリングを行い、水素吸蔵特性への影響を検討している。

・ LiNH2 + LiH ⇔ Li2NH + H2 の反応を利用した新たな水素貯蔵法が提案され注目を集めている。この反応を利用すると6.5 wt%の水素貯蔵が可能になる。当研究室では、できるだけ温和な条件下での可逆的な水素の吸放出を実現するために、まず、反応性が高く貯蔵特性の優れたリチウムアミドの調製法や吸放出性に優れた新たなアミド−水素化物系の探索について検討している。

・ グラファイトとマグネシウムをベンゼンなどを添加剤にして、ボールミリングによってナノ複合化した炭素系コンポジットの水素吸蔵特性について検討を進めている。その結果、複合化によって新たに発現する水素吸蔵能や、複合化過程でのグラファイト構造の壊れ方がコンポジットの性質を特徴づけることが明らかになった。

 
       

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